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zoom RSS 相棒Season14-16『右京の同級生』を観ました〜。

<<   作成日時 : 2016/02/18 01:37   >>

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今週の相棒が終わりましたー。
今日も面白かった!

久々のちゃんとした社会派もの。
櫻井さん脚本ほどの絡みつくような重厚さとかはどんより感とかリアル感はなかったけれど、でも一人一人の感情も背景もリアルでとても良かったです。
いい具合の後味の悪さも相棒らしかった。


以下、相変わらずのネタバレ賛辞批判色々ありなので、大丈夫な方だけどうぞ。





脚本家の山本むつみさん、検索したら、過去『人生最良の日』と『見知らぬ共犯者』を書いた方だったんですね。
どちらも、行動動機がしっかりしていた話だった記憶。

この方の書く脚本は、登場人物が多いけれど、皆きちんとキャラがしっかりしていてそれぞれ動いているところがいいですね。
多くの人が動くと、「そんなつもりじゃなかったのになんでこうなった!」っていう状況が生まれるので、ミステリーとしてとても面白いです。
なかなか材料が出きらなかったりするのでサスペンスとしても。

まあ、人生最良の日の方は、私的にはコメディっていう印象でしたが(笑)。


今回も、律子先生にマリオさん、野坂さんというキャラクターがしっかりしている上、さらにその周囲のディスパッチ協会、加えて冠城さんと日下部さんも、全てしっかりきちんとした思惑がある上で動いていました。
こうして、出ていないシーンでもしっかりどのような行動を取っているのかが分かるような作られ方をしているのは、リアルで観ていてとても楽しい。

いや、内容は楽しい内容ではありませんでしたけど(笑)。

それとちょっと詰め詰め感もありましたが。
これは、シーン転換が多いせいもあるのかな。
時間が足りないせいとしか思えないほど、車の中の右京さんと冠城さんの会話のスピードが超早口(笑)。
それと被害者が殺されるシーンが、瞬殺(笑)。

でも、ほかはすごくよかったです。

右京さんが律子先生に懐かしさ以外に興味を持ってしまうきっかけも自然でしたね。

はてしない物語はいかぞもニヤリとしました。
あれ?今下巻置いたのに、同じ本…?と思ったので、これ、なにか本以外の目的だなと。
まあ、単純にいかぞの持っているはてしない物語がハードカバーの1冊完結版なので、文庫版だと上下巻なんだと思わず目がいってしまったせいではありますが。
きちんとヒントとして大写しになりましたしね。

まあ、それをヒントと捉えるあたり、穿った見方だなと自分でも思いますが(笑)。

ちなみに、子供の頃からすごく好きな話です。私はエンデはモモよりはてしない物語派。
ですがこれは原書で読めていません。
だってドイツ語だもん。無理(笑)。


さて。
今回の話は、ニュースで時々見る『研修生』として入ってきた外国人の方が酷い待遇で働かされていた話などを思い出すと、ありそうで怖かったです。
『生活水準の低いエルドビア人に日本での就労を斡旋するという人道的な業務』として半ボランティア団体のような立場でエルドビア内の有力者とつながっていれば、出入国のチェックは緩そう。

外交問題にしたくないから事件を眠らせたいという上からの圧力、そして結局サイカワを逮捕できなかったあたりが、最近あまりなかった相棒らしいもやもやで良かったです。

サイカワの立件は叶うんですかねぇ。
右京さんも万能ではないことは過去何度も描写されていますし、このままである気がします。

『殺してくれとアイツは言った』だって証拠を上げきれずに一旦海外逃亡を許すところだった(殺されなければ)し、長谷川3人組だって逮捕できず神戸くんまで持って行かれちゃうし、麻取の件では神戸くんに証拠の映像消されて事実は隠されざるを得なかったし。

ただ、『右京さんでも捕まえられない』犯人にしては、ちょっと小物感がありましたが。
捨て台詞とか(笑)。


今後右京さんの動きに恐れをなしたサイカワがなかなか帰国せず、来シーズンとかにまた山本さんが続きを書くとか…それはそれで見てみたい気もしますが(笑)。
閣下のような裏技的な逮捕じゃないと無理だろうなぁ。

それに、もう1つ別の何かの事件が起きないと、多分ドラマにならない。
そして多分、今シーズンの最終回は輿水さんが書きそうな流れだったから、今回は絡まない気がする(笑)。

もやもやしたけれど、解決しなかったからよかった、という気もします。
まあ希望としては、薬物密輸入とかの証拠を固めることでエルドビアの偉い人から見捨てられてほしですが。
なんでもお約束に解決できないところに相棒らしいリアリズムがあるのだし。



ところで。

今回出てきたエルドビアは、劇場版1で出てきた架空の国ですね。
誘拐がビジネスになってしまっている、という国です。

相棒での架空の国といえば、サルウィン・エルドビア・ルベルタ・東国、あたりが何度も出てくる感じですかね?
サルウィンは東南アジア方面、エルドビアとルベルタは南米あたりかなぁ。
ルベルタはミサンガが出てきたりしましたし。
東国はまあ中国ですよね。人名的に。

ロシアはスパイが出てきてもロシアのまま出てきたのに、この実名と架空の差は一体(笑)。



それにしても、今回過去一番古い『右京さんの友人』として現れた律子先生ですが。

「杉下くん、昔から記憶量が抜群だった」って、名前を呼ばれただけで50年弱は会っていなかった人が誰だか分かるのもものすごいと思います、律子先生。

まあでも、小学生の頃、しかも数日しか居られなかった上問題が起こった学校で、唯一友達として見送りに来てくれた人。
いい思い出として記憶に残っていたんでしょうね。
子供の頃だからこそ鮮明に記憶に残ることってありますよね。

右京さんにとっても、ひとつの正義の形を見た印象的な出来事だったでしょうね。
自分から声をかけるくらい、強く記憶に残っていたくらいですし。
冠城さんじゃないけれど、本当に初恋じゃなかったのかな。怪しい(笑)。


他の子と距離をおいていたようだったのは、やっぱり頭が良すぎて浮いていたんですかね。
幼いころって、一番群れる頃ですからね。
相手も自分と同じ考え方をする、ということを信じて疑わない。

でも、右京さんも律子先生も、多分「同じように」考えることが出来ていなかったから、「他の子達と少し違っていた」。
知能の差、だけでなく、ちょっと大人びていたり、ちょっと幼かったり。
子供って柔軟なようでいて、どこか残酷に自分の理解できていないものを拒絶するところがありますしね。


それにしても、子右京さんは映像をぼやかしてあったけれど、結構坊っちゃんっぽい格好でしたよね。
やっぱりいいところの子ですか、右京さん。

だって、ひいおじいさんの弟のなんかの(忘れた)養子の娘?(花ちゃん)ときちんと親戚づきあいがあるような家ですしね。
杉下家、旧家っぽい。


「筆箱はすぐに杉下くんが見つけてくれたわね」というセリフに、ちょっと金田一少年を感じてしまいました(笑)。
やっぱり、小さい頃から論理的思考が得意だったんだろうなぁ。
まあ、中学校で大学の同人誌に載せられちゃうようなミステリー書いちゃう人ですもんね。

そういや大学でも小説を書いたんだっけ。
超読みたい(笑)。


それにしても、右京さんの友人で、犯人として逮捕されたのは初めてですかね?
まあ、中心となる殺人事件の犯人ではありませんでしたが。

大学時代の後輩も友人も、犯人ではありませんでしたしね。

証拠隠滅、犯人隠避、あたりの罪ですかね。
情報漏えい自体は彼女がしたことではないし…
事情から考えても、医師免許剥奪に至ることはないでしょうね。


ちなみに右京さん、恩師だと犯罪率高いですね。

っていうか、右京さん東大卒と大々的に謳われていて、すでに大学時代の恩師2人が殺人犯として逮捕されてますが、東大大丈夫ですかね(笑)。


律子先生の行動は、ものすごく理解できてしまったのはやっぱり自分が医学生だからですかねぇ。
相棒でTLを見ていたら、結構律子先生へ「隠し事をするのに右京さんに連絡を取るんだ」的な感想が流れていたのですが、全くそう思わなかった自分にやはりそこの違いかなぁと感じました。

医学部では医療倫理と法医学を習います。
法医学、というのは、ドラマで見るような『どう死んだか』『いつ死んだか』『なぜ死んだか』『これは誰か』を見る専門でもあるのですが(そして働いていらっしゃる先生方はそれがメインでしょうが)、学問として学生が学ぶときには医に関わる法も同じくらい学びます。

医学には、医師法と刑法が大きく関わるので。
法に関わる医学を学ぶから、法医学なんです。

で、試験でも出たりするんですよ。

『診療に来た患者さんの問診中に『実は覚せい剤を使っている』という悩みを打ち明けられた。通報すべきか否か?』とか、そういう内容で。

麻薬であれば、医師は法律により通報する義務が定められているんです。警察にではなく知事に通報、ですが。
通報が決められているので、医師は守らなければなりません。

でも、覚せい剤は医師としての届出義務はないんです。
そして、医師には守秘義務があって、こちらは『刑法』で定められています。なので、破ると犯罪になってしまいます。

そのため、犯罪に関わることでも『医療の現場で知り得たことを勝手に外に漏らした』ことで、患者から訴えられたら有罪になる可能性もあるということらしいんです(実際に訴えられたケースもある)。

もっとも一方で、『犯罪の通報は正当な行為とみなされる』という解釈もあります。
でも、最終的に裁判で無罪になったとしても、通報したら訴えられるかもしれないグレーな行為であることには変わりがないわけです。

そこで、教科書も合わせて総括すると、「個人情報保護義務がありますので、正式に裁判所からの礼状をお持ち下さい」と警察の方に答えるのが一番無難らしい、という感じ。
うわあそのセリフ、ドラマだと完全に犯罪に関わってる医者とか正直思いましたが(笑)。

そのため答えは、結構先生によっておっしゃることが違ったりしました。
いかぞが受けた講義では、法医学の先生と、精神科の先生でおっしゃってることが少し違いました。

おそらく、精神科の先生はより守秘義務を強く守らないと患者との信頼関係が結べないからより『守る』ことの重要性を強調していらしただけで、根本は同じだと思うのですが。
精神が不安定である理由が薬物にあれば、治療のために必ず必要な情報です。

「もし薬物を使っていると聞いたら通報しますが、自由に話して下さい」と言って話してくれる患者さんはいません。
そうすると、その患者さんは正しく治療されることがありません。
なので、守秘義務のほうが重く扱われるということです。


それに加えて、医学部では医療倫理の4原則というものを学びます。

『無危害の原則』、つまり、患者に危害を与える行為をしないという原則。
『善行の原則』、つまり、患者に利益を与える行為を行うという原則。
『正義の原則』、つまり、誰もが公平に同様の医療を受けられるべきという原則。
『自律尊重の原則』、つまり、決定権は患者さんがもつべきという原則。

大病院で勤務していてもおそらく色々と考えて悩むことは多いだろうに、今回の律子先生の場合、不法就労などの外国の方という、背景が複雑な方を診ています。

正義の原則に従い、どんな立場の人であっても公平に医療は受けられるべき。
そして、たとえ警察相手であっても、患者の情報は守られるべき。

確かに、右京さんの正義とは違いますね。
右京さんの正義は『法を守る』という絶対的正義であって、医師の正義は犯罪者であろうが何であろうが、傷病者として目の前にいたら警察への通報より公平な医療を与えることのほうが先ですから。

まあ、右京さんと神戸くん、または官房長の正義の違いとは違い、単純に、正義が置かれたジャンルの違いだとも思いますが。

その基本的な原則の上に、彼らの置かれた理不尽な状況への同情や、なんとか助けたいという気持ち。

犯罪の通報も、守秘義務も、それぞれははっきりとした決まり事のようでいて、その両方が押し寄せてきた医療現場では、医師はグレーゾーンのなかで自分で判断するしかなくなる。
けれど、ビジネスライクにいつも深入りしないで治療は続けられない。

そうなれば、そういう患者さんばかり見ている律子先生が警察官相手に警戒をし「正しい手順を踏んで下さい」と言ったのは当然だと思うし、さらに今回のように、自殺するような状況を止めたいという感情が入ってしまえば、グレーゾーンから一歩踏み出す先が『守秘義務を守ること』から不法ながらも匿う、という方向へ行ってしまったのも、理解できる気がします。

律子先生だって、知っているのは医学だけで他のことについて何も力があるわけでもないのに、背負ってしまったんですよね。
どうしようもなく困っているエルドビアの人たちと一緒に困った現実を背負って、でも結局解決方法を見つけられなかった。

どこに相談したって、結果皆強制送還になっちゃうもんなぁ。
帰った先で、あの女性のように自殺してしまうかも、と思ったら、そうするしかなかったのかもしれない。
なんか切ないです。

医学の話が長くなってしまった(笑)。



話を変えて。

「秘密指令なんですよねぇ…」「では話さなくて結構。」は笑いました。
右京さんは多分、いかぞが(というか多くの視聴者が)イラッとくる冠城さんの態度に、同じタイミングでいらっときているなぁと。
別に冠城さん個人が嫌いではないでしょうが、面倒くさいところは面倒くさいと思うタイプの人ですしね。

正直、鬱陶しいのでもっと冷たくあたってくれていいです。
神戸くんシーズンの初期並みに(笑)。


さて、来週は徳永さんの脚本らしいですね!
楽しみです。

右京さん、「米沢さんが担当でよかった」とかなんか珍しいことを言っていましたね。

今度は物理学者ですか。
相棒は結構研究者とか学者、教授という立場の人が出ますね。
初期は文系の教授が多かったのに、最近は理系が多いかな?

おかげで、実験室に他に誰もいない時にクリーンベンチで作業とかしていると、後から殺されそうな気がします(笑)。
研究、楽しいです。
試験がない勉強って楽しい(おい)。

ちなみに、来週は24・25とお出かけするので、リアルタイムには観られません。
感想は大分後に。

まあでも、春休みに入っているので時間はたっぷりあるさ!
4月早々に試験があるけどね!
CBTまであと半年だけどね!
(つまり春休みも要試験勉強)


それではまた。

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